岐阜県における中高一貫教育の目的
岐阜県の公立中高一貫校に関する主な考えは以下の通りです。
特に関心が高いと思える部分については太字で強調しました。
岐阜県教育委員会は、平成10年、フロンティアプラン“教育21”研究委員会からの「岐阜県の教育改革に関する提言」を受けて以降、中高一貫教育については、一貫してその教育的な意義と設置の重要性を確認してきた。
平成17年度からはじまる「岐阜県にふさわしい中高一貫教育の在り方」の検討においても、「『学力の向上』と『豊かな心の育成』のバランスのとれた教育を重視する中高一貫教育を実現していく」ことが重要であるとされた。このことこそが、本県の中高一貫教育の目的であり、その目的に従って、今後中高一貫教育を展開していくことが必要である。
(2) 中学校と高校の「接続」と「連携」の改善、充実の推進
現在、高校進学率は97%を超えている。こうした状況において、中学校と高校の教育を接続し、連携を図ることは、中学生が高校に入学した時の適応の問題や学習指導、生徒指導上の問題を解決するために不可欠である。
資料9 ( 岐阜県中高一貫教育研究会「岐阜県における中高一貫教育について」H19.3 21ページ)
岐阜県における中高一貫教育校の設置について
○ 中高一貫教育校の設置については、生徒一人一人の個性に応じた多様な進路を実現するために、既存の幼稚園・保育園、小学校、中学校、高等学校の「連携」と「接続」の改善、充実に向けた施策を進める中の選択肢の一つとして、その導入の必要性はある。
○ しかし、岐阜県教育の現状を考えた時、その設置は緊急性を有するものではなく、明らかになっている課題に対応しつつ、今後の生徒数の推移、国の教育改革の動向等を見極めながら、設置について慎重に検討を進めることが望ましい。
○ また、単なる「大学進学」に傾倒した中高一貫教育校を目指すのであれば、その設置の必要性は大きいとはいえない。
○ 今後、県下各地域の特色に応じた中高一貫教育校の設置について検討することが望ましい。
岐阜県における中高一貫教育校の設置
連携型中高一貫教育校を拡充
少子化、過疎化の進む中山間地等に、地域の実情に応じて、連携型中高一貫教育校を新たに設置するとともに、連携型中高一貫教育校の教育活動のさらなる充実に努める。
連携型中高一貫教育校の新たな設置
連携型中高一貫教育校には、「地域の子どもを地域で育てる」ための教育の展開が求められ、地域の核となる学校としての役割が期待される。それは、該当の中学校と高校だけが連携して一貫教育を推進するのではなく、設置者である県教育委員会、市町村教育委員会、地域による推進体制を整えることで可能となる。今、教育は、地域との結びつきを強めることが求められている。その意味で、地域に密着した教育活動を教育の柱とする連携型中高一貫教育校は、時代が求める学校の形態であるともいえる。
また、連携型中高一貫教育校の教育活動として実践されている「滑らかな接続によるきめ細やかな指導」は、地域の子どもの「学力」と「規範意識」の向上という成果を生む。少子化が進む中で、地域の子どもが地域の学校で、小学校、中学校、高校と過ごし、特に中学校と高校の6年間に一貫した教育方針で教育を受けることは、将来の地域をリードする人材を育成することに大きく貢献する。
岐阜県は、連携型中高一貫教育校を、地理的にまとまりがあり、中学校の卒業生の多くが地元の高校へ入学する地域に、新たに設置することとする。