香川県 09年度から募集停止-定員割れ高瀬のぞみが丘中
2007/11/21 四国新聞社
香川県教委は20日、2年連続で志願者が定員割れとなっている中高一貫校の県立高瀬のぞみが丘中学校(香川県三豊市高瀬町下勝間)について、現在の小学5年生が受験する2009年度入試から募集を停止する方針を明らかにした。
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地元からの志願者が予想以上に伸びず、地域の小学校卒業者数が減少傾向にあるため、今後も回復が見込めないと判断した。同中学は、来年1月に実施予定の08年度入試を最後に、10年度末で閉校となり、わずか9年で歴史に幕を下ろすことになる。
1999年に中高一貫教育が制度化されて以降、中学校と高校の併設型で募集を停止するのは全国初。香川県教委では、21日から在校生や地元の小学生、保護者らに対する十分な説明を順次行い、来月の香川県教委定例会で正式決定する。
同中学は、6年間のゆとりある環境の中で個性や能力を伸ばそうと、県立で2校目の中高一貫校として02年度から高瀬高に併設してスタート。入学定員80人に対し、志願者は02年度入試から189人、126人、92人と年々減り、05年度は108人と増えたが、06年度は65人、07年度は62人と定員を割った。
香川県教委では、人気低迷の打開策として、昨年度から小学生へのPR活動を強化したほか、高校の内容の先取り学習、夏休み中の補修など学力向上策を導入した。
しかし、今年8月の体験入学に参加した小学生は昨年より10人程度少ない約50人だったことなどを踏まえ、08年度入試も定員割れを危ぐ。定員割れが続くことで、同中学だけでなく、高瀬高の活力低下につながる恐れもあるとして、募集停止を決めた。
和泉教育長は「できる限りのことをしたにもかかわらず定員割れが続けば、方向性を変えることも必要。教育委員全体で議論した結果であり、在校生や来年度の入学者には中高一貫教育の成果が上がるよう取り組みたい」と話した。
同中学の在校生は5月1日現在で195人。来年3月には1期生67人が高瀬高を卒業する予定。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/education/article.aspx?id=20071121000077