全国初・株式会社立の高校「朝日塾」が開校
2007年04月17日 asahi.com
全日制では全国初の株式会社立高校となる「朝日塾高校」(岡山市御津紙工)が14日開校した。外部の高校に進んだ朝日塾中学の卒業生が多かったことなどから、新入生は募集人員90人に対し、38人だった。株式会社立のため、学校法人のような私学助成がなく、取り巻く環境は厳しい。だが、念願の中高一貫校にこぎ着けた教員らは「進学実績をあげ、多くの生徒に選んでもらえる学校にしたい」と意気込む。
新入生を代表して宣誓する2生徒=御津スポーツパークで
新入生は、朝日塾中からの内部進学者26人と、外部から受験した12人。一般入試の受験生は238人だった。
同中の第1期卒業生は54人だが、28人が岡山朝日や岡山白陵など外部の高校に進んだ。中学開校当初、「中高一貫校」でなく、「各地域のトップ校への合格」を掲げて出発したのが一つの要因と、同中の井原守校長(70)はみる。
同中は04年4月、構造改革特区法で「教育特区」に認定された旧御津町に開校したが、同高の設置申請は同中の開校後だった。05年3月の設置認可後、生徒や保護者に内部進学の利点を伝えたが、半数以上が外部に進んだ。
ただ、岡山朝日や倉敷青陵に合格しながら、同高への内部進学を選んだ生徒もいる。年間授業時間は公立高の約1.3倍の約1400時間。高校の学習内容は2年間で終え、3年生から受験対策に取り組む予定。少人数でのきめ細かな指導に対する期待が大きい。
この日、岡山市内の御津スポーツパークであった開校式と入学式で、鳥海十児学園長(73)は「生徒の努力と教職員の後押しで、充実した教育をつくり、『超一流の進学校』をめざしたい」と力を込めた。
朝日塾中から内部進学した仁木美由紀さん(15)は「弁護士になる夢への近道だと思い、この高校を選びました。有名な大学に入り、社会的に弱い対場の人を助けたい」。外部進学で、津山市から通う平結梨花さん(15)は「新設校で勉強できるのは楽しみ。自分たちが学校の伝統をつくっていきたい」と話した。