3割の大学で高校補習 学力不足、入試多様化で

サンスポ.COM 2007年04月17日
 高校で学ぶ内容を大学入学後に教える「補習」を実施している大学が2005年度で210校と前年度から50校増え、割合も23%から30%に拡大したことが文部科学省が実施した全国調査で17日、分かった。

 補習の対象は学力不足の学生や、AO入試、推薦入試で合格した学生、帰国子女などさまざまで、文科省は「高校の学力低下対策とは限らず、入試の多様化などに対応した取り組みが広がっている」と見ている。

 調査は昨年11-12月に実施。すべての国公私立約700大学を対象に、各大学の教育改革への取り組みを調べた。回答率は100%。

 補習実施校の内訳は国立57校、公立18校、私立135校。学部単位では、補習を受けている新入生の割合が「5%」以下だったのは全体の20%の学部で、「51-70%」は7%、「70%以上」は10%だった。

 厳格な成績評価をして、一定水準に達しなければ卒業させない制度を導入しているのは248校(35%)で前年度から34校増加。ボランティア活動実践を授業に取り入れた大学は275校(39%)と前年度から20校増えた。

 政府の教育再生会議が検討課題にする9月入学など「4月以外の入学者受け入れ」は153校が実施したが、前年度に比べると大学数で1校、入学者数では334人減少した。

 

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