5、中高一貫校の入学テスト

「中高一貫」という言葉は非常に甘美な香り漂う言葉であると思います。

そこに行けば、なにか理想的な教育が受けられるのではないか? 

そう考えてしまうほど、魅力的なことです。なおかつ私立と違い、安価な費用でそれが行われるとすれば、まさに選択肢を増やし、教育機会の多様化を実現するものとなることでしょう。

その趣旨や理想について、文句をつけるつもりはありません。このサイトでは、本当に公立の中高一貫校でそれが実現できるのか、またどの実施形態の一貫校でも機能するのかを200校近い一貫校が設置された今考える必要があると思っているだけなのです。

文部科学省によれば、

中高一貫教育校が受験準備に偏した教育を行う、いわゆる「受験エリート校」になったり、受験競争の低年齢化が生じるようなことは、教育改革に逆行するものであり、あってはならないことです。

中高一貫教育校の設置と運営に際しては、これらの点に十分に留意がなされる必要があります。特に,公立の中等教育学校及び併設型中学校では、入学者の決定に当たって,学力検査を行わないこととしているので,それぞれの学校の特色に応じて,例えば,面接,実技,推薦,抽選等の方法を組み合わせて行われることとなります。

とHPで述べています。

しかし、今、巷の塾などではすでに公然と「公立の中高一貫校」の受験対策授業や模試が行われています。

実際に公立中高一貫校のテストをご覧になったことはありますか?

問題を見ると、結構難しく感じるのではないでしょうか。

一定レベル以上の勉強をしていない子供にはこれらの問題を解くのは難しいでしょう。一度いわゆる大手塾にもこのことについて問い合わせたことがあります。

「小学校の勉強だけをしていても対応でしますか?」と。

そのときに塾の回答は、「勘所のいい子供であれば、対応できるでしょう」とのことでした。

また、「普通といっても、その普通が難しいのですが、小学校の授業だけを受けている普通レベルの子供であれば、何の対策もなしに試験時間内で合格点を取るのは難しいのではないか」とも言われていました。「中学受験の勉強をしている子供であれば、十分許容範囲内のテストだと言えます」とも。

これは話しをしたときの推測ですが、大手塾の先生の口調から「わざわざ公立の中高一貫校のみの勉強をする意味はない」という感じもしました。あくまでも推測ですよ。

しかし、先に書いた塾などではすでに「公立の中高一貫校」の受験対策授業や模試を行うところも出てきており、保護者側が安価な費用で充実した教育を行ってくれるのならば、できれば公立の中高一貫校へ行かせたいという欲求はますます高まると予想されます。そう考える人が多く出てくれば、当然入試における倍率は高まり、必然的に受験準備に多くの時間が割かれるようになると考えるのは考えすぎでしょうか。

そのあたりもよく見ておく必要があるでしょう。

果たして我が子は小学校の勉強をしているだけできるのだろうか?

実際、皆さんもご自身で解いてみたらいいですね。

 

  全国の公立中高一貫校に1,484名が合格した勉強法(平成20年度実績)


 


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